社会人時代 その2(2社目に転職してからの話。)

初めて転職した会社です。2社目ですね。21歳~24歳までのお話。

色々とあったと言えばあった時代です。

ここには書けてない出来事もまだ沢山あるので、そのうち加筆できたらなーと思います。

カスタマーエンジニアの会社に転職しました

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2社目はカスタマーエンジニアという、パソコン等のハードウェアの保守業務を行っている小さな会社に転職しました。

僕が主に行っていたのは、エンドユーザ(実際にパソコンを使ってる人の事)企業や個人宅へ出向いて、壊れたパソコンを修理するという仕事です。

元々パソコンを組み立てるのが好きで、学生の頃からよく自作していたこともあり、それを活かせる仕事に付くことができました。

最初に提示された条件は下記でした。

  • 基本給13万円+住宅手当35,000円+都市部手当25,000円+交通費+残業代
  • 各種社会保険完備
  • ボーナスは2年目から4ヶ月分(13万x4ヶ月)
  • 年間休日120日+有給(有給はそこそこ使えました)

最初の会社はどんなに残業したとしても年収250万円しか行かなかったので、それに比べれば条件面はかなり良くなりました。

ボーナスは1年目は年間で10万円しか出ませんでしたが、最初の超ブラック企業の時はそもそも無かったので、出るだけありがたいと思いました。

残業はそこそこあったので、年収にして300万円~330万円くらい貰っていたと思います。

残業代については基本的に出ていたものの、中小企業のためか少々ブラックなところがありました。例えば修理の予定が20:00~あったとします。

定時は17:30なので、一旦タイムカードはそこで切らされて、残業代が付くのは20:00~作業が終わるまでの間のみでした。

普通待ち時間は拘束時間に該当するので、本来なら付くはずなんですけどね。

それでも最初の超ブラック企業に比べれば付くだけマシだったので、当時はあまり不満はありませんでした。

カスタマーエンジニアという仕事自体は慣れれば誰でも出来る楽勝な仕事です。

パソコンの修理と言っても、基本的にハードウェアの対応しかしないので、どんな壊れ方をしていたとしても究極的には部品全部とっかえてしまえばまず治るのです。(とは言っても、たま~にハマることがあるんですけど・・・)

それに、基本的に外には1人で出向くので、移動時間中に寝たりすることが出来てかなり楽でした。

上司が超クセ者だった

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仕事自体は楽でしたが、直属の上司が超ワンマンでとてもクセがありました。気に入られた人には優しいのですが、一度目をつけられると自主退職するまで追い込む基地外なのです。

在籍していた3年間の間で、少なくとも先輩が3人、派遣が5人は自主退職に追い込まれていました。

人前で怒鳴り散らす、昔のミスをグチグチを延々言う、説教が始まると最低30分~1時間はする等、絵に書いたようなパワハラ上司でした。

一定以上の企業ならパワハラやセクハラに対する相談窓口があると思いますが、小さな中小企業だったのでそういった窓口はありませんでした。

最もドン引きしたのは、オフィス内を掃除してくれる掃除のオバちゃんが予定より10分ほど遅れて来たことがあったのですが、10分遅れたのが気に食わなかったのかそのオバちゃんにめちゃくちゃ切れていたのです。

掃除会社の上司まで呼んで1時間くらいグチグチと説教していました。脳が壊れているんだと思います。

掃除のオバチャンが頭を下げて謝ってるところを見て、胸糞が悪くなった記憶があります。今の僕なら義憤に駆られて相応の対応をするかもしれませんが、当時は何もできませんでした。

上司より立場が上の部長もすぐ隣の席で仕事をしていたのですが、上司の悪態に対しては見て見ぬふり。

その上司は部長のお気に入りだったので、何をしても許されていたのでした。

曲者上司に狙われてしまった

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この曲者上司に狙われた人はまず間違いなく退職に追い込まれます。会社に居場所が無くなる為です。修理スケジュールもキツキツで、あからさまなイジメをしてくるのです。

ある先輩が修理部品を忘れて客先へ出向いた事があり、社内でOFF-JT中で空いていた僕が部材を先輩に届けるということがありました。

会社から電車で40分くらいかかる駅で待ってるとのことだったので、電車で向かったのですが、東京の入り組んだ電車がよくわからずに迷ってしまい、予定より40分も遅れて現地につきました。

遅れた理由は、急行列車が停まらない駅が目的地だったのに、間違って急行列車に乗っていたためです。

田舎者の僕には急行列車というものがよくわからなかったのです。

曲者上司から電話が鳴り、遅れた理由を聞かれたので急行列車の仕組みがわからなかった旨を伝えたところ、「何やってんだよおおおお!!」と超怒鳴られました。最初に目をつけられた瞬間です。

僕は僕で本気で急行の事がわからなかったので、いきなり怒鳴られてかなりムカついた記憶があります。とりあえず「すいません」と謝ってその場は収まりました。

その後暫くは何もなかったのですが、先輩についてまわってOJTが終わり、いざ1人で客先に出向いてパソコンの修理を始めた時、事件が起こりました。

HDDの交換作業という仕事だったのですが、交換してもHDDが認識しませんでした。ジャンパーピンを設定し忘れていたのが原因です。

その時はよくわからず、曲者上司に治らない事を相談するも、報連相の仕方がよくわからずにマゴついて相談をしたのが良くなかったのか、またしても怒鳴られてしまいました。

結局、別の先輩が現場に駆けつけてくれてその場は収まりましたが、この時から曲者上司に狙われてしまったのでした。

作業レポートというものを作業ごとに提出するのですが、狙われた僕は小さなミス1つ(誤字脱字等)あるだけで怒鳴られてグチグチと言われました。

他の先輩でも誤字脱字や時には書き漏れがあった人もいたのですが、その人は気に入られていたため、笑顔でここ修正しておくね~と言うだけでした。

不公平感が募り、段々と不満が溜まっていったのでした。

辞めるに辞められない

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曲者上司の嫌がらせは2ヶ月ほど続きました。ほんの些細なミスで毎回30分は中身のない説教をされ続けたのです。

はっきり言ってこの上司は無能だった為、説教の中身は無きに等しいです。感情任せに

「だからダメなんだお前は」

「なんでこんなことするんだ」

「はいとか、すいませんじゃないんだよ!」

・・・と、同じ事を何度もループさせて話してるだけで、一切の中身がありませんでした。

普通は感情任せに説教するのではなくて、ミスに対する原因や対策を教えてあげるべきだと思いますが、この無能な上司は自分の欲求を満たすためだけに説教をするのだから厄介でした。

正直かなりムカついていたので、物騒な話ではありますが殴って辞めることも少し考えていました。

しかしそれをやってしまっては傷害罪になってしまうし、首になるのは間違いなく、1社目を2ヶ月で辞めたばかりの身分としては、ここは踏ん張らないとまともな会社に勤められなくなると思い、なんとか思いとどまりました。

(実際殴っても、この上司は上司でパワハラをしていた事実があるので、恐らく訴えられなかったとは思いますけどね。)

長いので分割します。