台湾旅行3日目【前編】九份より先にある金瓜石へ

台湾に来て早3日目。

事前に台北市の天気予報を調べたら、旅行中は全て雨模様だったのだけど、今日もすっかり晴れて良かった。最高だぜ。

朝食は相変わらずホテルで。

パンとじゃがいものグラタンは美味しかった。

それ以外は僕には微妙だった。とりわけ肉のスープは八角が効きすぎて僕の口に合わない。

八角が好きな日本人っているんだろうか…。

日本じゃ馴染みのない香辛料なんだけども、物凄くクセがあるんだよねこれ。タイで言うところのパクチーって感じ。まぁパクチーも好きじゃないけど。

午前中はホテルでゆっくりしてた。ブログ書いたりスマホイジったり。

昨日かなり歩いたので無理して疲れがたまらないようにとね。

こうやって自分のペースで旅行出来るのがフリーで来る大きなメリットだよなぁ。

ツアーは時間に縛られるのが嫌いである。集団行動が一番嫌いなんだけど。

今日の目的地はここ。

千と千尋で有名な九份があるエリア。

移動手段はタクシー、バス、電車色々あるけど、僕は電車を選択した。

台北駅 → 瑞芳駅 → タクシーで九份エリアまでのルート。

最初からタクシー使えば台北から1時間で大体5,000円くらいで行けるっぽいのだが、時間に追われてるわけじゃないのでプラプラっと電車で。

ちなみに電車ならわずか49元(190円)。いや、ほんと、台湾は交通系安すぎるでしょ…。日本なら1,000円くらいぶん取られてるぜ。

安さに引かれて電車を選択したのだが、初っ端から逆方向の電車に乗ってしまい、途方に暮れた。

MRTという電車はわかりやすい路線図があるので全く迷わないのだが、九份エリアに向かうには台北駅から台鉄とやらに乗らないといけないんだけど、その路線図がいまいち分かりづらい…。

たまたまこの板橋駅ってところで降りたら、2本後の電車の終点が目的の「瑞芳駅」だったので、考えるのが面倒くさくなってそれに乗った。

2時間くらい無駄にしてしまったが、まぁ、旅行にトラブルは付き物か…。

台湾で感じたのは電車の優先席に若者が座らない事だ。

日本は空いてたら普通に座っちゃう傾向にある優先席だけど、台湾人は頭のおかしそうな人以外は基本的に座らないようだ。

少々感心した。逆にマナーモードにしない人が多いのも驚いた。普通にLineのピコリンピコリン!ってよく鳴ってる人が多かった。

そもそも電車内では静かにしましょう、ってのは日本特有なのだろうか。

なんやかんやで3時間くらいかけて瑞芳駅に到着。

九份エリアに向かう為にはここからバスかタクシーを使う必要がある。

タクシーなら料金固定で205元(750円)。日本の1メーター料金で行ける安さなのでタクシーを選択した。

しかしタクシーエリアにはミーハーのジャップ共が沢山いて、皆が皆一様に九份に向かっているのに嫌気が差し、天邪鬼な僕は九份ではなく、九份の先にある「金瓜石(きんかせき)」に向かうことにした。

折角海外旅行に来たんだから日本人に会いたくないんだよね。

ていうか日本語を聞きたくない。日本語聞くと旅行の雰囲気を全てぶち壊されるし。

金瓜石まではお値段270元(1,000円)だった。

入場料はわずか60元(200円)。安すぎるでしょう。500円くらい取ってもいいんじゃないのかい…。

ここは昔、金が発掘できるエリアだったようだ。現在は廃坑になっていて観光地化されているらしい。

まぁ、金が取れるからなんだって話なんだけどな。

金瓜石エリアには日本人が殆どいなくてとても快適だった。

日本語聞きたく無いよ病にかかっているので、金瓜石を選択して正解だったかもしれん。

朽ち果てたレール。

台北の汚い空気も、ここはまだマシかも。

微妙に黒みがかってたけど。

山頂へと続きそうな階段があったので登ってみることに。

ハァハァハァ…。

登っても登ってもゴールが見えない。観光客も僕以外だれも登っていない。

階段の一つ一つの高さも均一ではなくバラバラということもあって登りづらい…。

ハァハァハァ…。

ハァハァ…!?

ゴールが!!

ぎょえぴーーーーーーー

先にはまだまだ階段があった。

なんなん。カリン塔なん?

30分くらい登り続けたかもしれん。

デブにはおすすめしない。デブは自重に耐えきれず、転がり落ちて死ぬと思う。まじで。

やっとの思いで登りきったが、周辺は道路しかなく、それ以外に何も無かった。

これだけ苦労して何もないんかいな!!!

苦労して苦労して…努力して努力して…それでもその先には何も無いこともある…という暗示だろうか。ふざけやがって。

30代の僕はそんなもんこれまでの社会経験で知ってるわボケが!

などと、1人で思ってた。

30分以上登り続けて体は汗でビチョビチョになって気持ち悪かった。はぁ…。

金瓜石には1時間くらいいただろうか。

すぐに飽きたので、ミーハーな日本人の僕は、タクシーで九份へと移動したのであった。

後半に続く。