話し続けるタクシードライバー 聞き流す僕

仕事の関係でタクシーに乗ったのだが、ハズレタクシーだった。

およそ30分間、中身のない、クソどうでもいいタクシー運転手の話をずっと聞かされていた。まぁほぼ聞いてないけど。

「最近ハシカが流行ってるね。今日NHKでやってたんだよぉ!」

「そーですか。」

「家族全員風邪引いてるから家に帰りたくないんだよねぇ!」

「へー。」

「うちの娘が〇〇に勤めてるんだよ。」

「(くそどうでもいいな…。)そーすか。」

「おにーさん、仕事?お客さん先に向かうの?どんな仕事なの?」

「まぁ、仕事関係ですよ。」

「最近客足が遠のいてさー、嫌になっちゃうよね。」

「(知らんがな…)…。」

「この前~~みたいな客を乗せてさぁ!大変だったんだよ!」

「…。」

「うわぁぁぁあぁああああ!こんなところで事故かよぉ!なにやってんだよぉ!!バカな運転手だなぁおい!!」

「…。」

「ウワァー…。ウワァー…。ウワーーッ!!!あれ!ぶっ壊れてるよ!!悲惨だよなぁ!こんな金曜の真っ昼間からよぉ!!たーいへんだよぉおお!!」

「(;´Д`)(なんだこいつ…。)」

「この一本道を突っ切れば早いんだよ。ここ近道なんだよ。この前見つけてさぁ!!」

「…。」

…って感じで、僕は一切話しを広げることなく、はじめこそ相槌を打っていたものの、だんだん鬱陶しくなってきて何を言われようが「…」と無言を貫いていたのに、話題をコロコロと変えてはくだらねー話ばっかりしてきて本気で鬱陶しかった。最後はイヤホンつけて音量上げて音楽聞いてたけど。

人見知りも相まって、興味のない相手とは話を一切したくないんだよね。疲れるだけだしさ。とりわけ今回のような意味不明なタクシー運転手とは一言すら会話したくない。

今後は行き先伝えて道はおまかせしますと伝えて「わかった」って言ったらあとはイヤホンつけてスマホ弄りしよーかな…。

まぁハズレタクシーに当たる確率は体感で10%程度で、なおかつ今回みたいな大外れに当たる確率はさらに低いけどね。

あと社内タバコ臭かったな…。まじで大外れだったわ。はぁ。


仕事のことで色々あった。僕の望む方向へと動いた。色々安定しそう。腰を落ち着けよう。プライベートも含めて。