僕の気にしすぎる性格、どうにかならないものか…。
僕の席の真ん前でヒソヒソ話が展開されていたのだが、他人のヒソヒソ話は聞きたくなくても無意識に耳を傾けてしまうもの。
そうして聞いた処、「もっと出来る人じゃないとダメだ」というキーワードが耳に入り込んできた。
もしかして入ったばかりの僕のことを暗にディスっているのかと勘ぐっていた。
その後に別部署の新人グループの名前がでていたので、僕ではない新人の話をしていたのかもしれないが、それでももしかして…と気にしてしまい、そのキーワードを聞いて以降は言霊の力で僕の体力・精神力がゴリゴリとすり減らされてしまった。
目の前で話していたということと、新人グループの名前が出ていたことから、対象が僕でない可能性が高いが、それでも僕である可能性がそこそこ残されており、気になって頭から離れることはなかった。
くそっ…
頭では「気にしたところで答えなんてわからないんだから忘れよう」とわかっていても、言霊の持つ霊力は簡単には消え去らんから厄介すぎる。クソうぜー。
帰路でも頭から離れずに嫌な気持ちだったので、あえて最寄り駅の2駅も前で降りて、音楽を聞きながら1時間ほど歩いた。
…それでも頭から離れぬ。
今日みたいな日はお酒に逃げよう。