本当の僕と醜い僕

僕より年下の女性が僕より早くしかも大きく昇進し、年収も大きく上がるようだ。

彼女は僕よりも仕事ができ、社歴も長いので予想していたとおりなのだが、僕は人間、僕の嫌いな負の感情が溢れ出てしまって鬱陶しかった。

自分の負の感情と長らく戦った。主に妬みの感情と。

最近、昔に比べて大人になったなーと思うところは、表面的にでも「おめでとう」と言えるようになったことだ。

そして裏でも余程の相手以外は悪口を言わなくなれたことも、人間として成長したと言えるのではないだろうか。

そうすることが僕にとっての正解とわかるようになったってのもある。

ここでガキくさく「なんで僕より早いんだよ!僕のほうが仕事できるじゃん!」などとアピールしようものなら、長く自責の念に駆られるとわかっているからだ。

「悪い僕」の醜い感情は「本当の僕」である理性で押し殺し、いわゆる大人な対応をしておけば後悔することもない。つまりは僕のためである。

今度、彼女を祝うために美味しい食事をご馳走する予定。

大人になってきたね僕も。まぁ多くの面がまだまだガキンチョなんだけど。


昔の、10年前の僕なんかは、「僕」が居るようで居ない、個が宿っていないような感覚だった。今は違う。僕という個が強く存在しているのがよくわかる。

何の変化なのだろう。色々と思い悩んだ結果なのか?精神が成長したと言えるのか?わからないが、僕は僕である、とハッキリと意識できている感覚である。

それがどうしたって話かもしれないけど、僕にとっては良い変化である。まぁ詳しくはそのうち語るかも。


1週間乗り切ろう。

土曜日には大きなソファが来る。楽しみだ…。