男性の運気を上げる女性を「あげまん」と呼ぶらしい。
より良い巡り合わせにする女性をあげまん、反対に運気を下げる女性を「さげまん」。
それで言うとさ、僕の奥さんは100%「あげまん」って言えるんだよね。
結婚してからのこの2年で、僕に起きた変化としては、
- 200時間勉強を頑張って「応用情報技術者試験」に受かった
- 応用情報技術者試験に合格して昇格の条件を満たし、無事に昇格して役職がついた →役職手当がついた
- 150時間勉強を頑張って安全確保支援士に受かった → 資格手当が2倍になった
である。
2年前の入社時と比べると、残業無しの手取り給料でみた場合、資格手当と役職手当のおかげで実に2割も増えたんだよ。
あげまん以外の何ものでもない。
まぁ、早起きして眠い目をこすって努力し続けたから成し遂げられたわけでさ、
「僕ってやる気出すとすごいなぁ!」
…なんて、勘違いしそうになるんだけどさ。
…っていうかちょっとしてたんだけどさ。
冷静になって考えてみると、実は僕の努力だけが要因じゃないんだよね。
もちろん僕が努力をしたからに他ならないんだけど、よくよく考えると奥さんのサポートがあったからこそ努力できたわけでさ。
早寝早起きに付き合ってくれた、ご飯を毎食作ってくれた、資格に受かったときに一緒に喜んでくれた、とかとか。
今の奥さんじゃなけりゃここまで出来なかっただろうなー。
というか僕一人だったらなんもやらなかっただろうし。
そしてその他にも、努力できた要因が色々あるんだよね。
例えば、僕にはいわゆる学歴のような客観的な目線でレベルを測れる肩書を持っていなかったので、「このくらいのレベルならクリアできる」っていう客観的に評価される肩書を漠然と持ちたいなーなんて心のどこかで思っていたりとか。
今の会社では昇格のために応用情報や高度情報処理の資格が必要とわかって、いずれにしろ「やらないとな!」って思っていたりとか。
それに結婚をして給料をもう少し伸ばさないとなーって思えたりとか。
コロナによって運良くほぼテレワークな環境になって、勉強時間を確保しやすかった、っていう要素もあったりだとか。
そういった一つ一つの要因が絡み合って、勉強しないといけない!という環境を作り上げたんだよね。
だらだら、ごろごろ、ばかりしていた僕がこの2年でそこそこ頑張れたのは、
- 色んな環境の変化があった
- 奥さんが色んなサポートをしてくれた
- 奥さんがあげまんだった
のおかげであることが大きな要因だなーって、冷静になって考えて思ったよ。
つらい思いをして努力をしたから僕が頑張ったからだ!って思ってしまいがちだけど、実はそうじゃないだよね。
結局、人間は環境の生き物だなーってことを再認識した。
「環境がそうさせた」
ただそれだけのこと。
…そういえば、昔読んだ東浩紀さんの本にそんな話があったなーって思い出した。
ぼくたちは環境に規定されています。
「かけがえのない個人」などというものは存在しません。
僕たちが考えること、思いつくこと、欲望することは、たいてい環境から予測可能なことでしかない。
あなたは、あなたの環境から予想されるパラメータの集合でしかない。
そして、多くの人は、「自分が求めること」と「環境から自分が求められると予測されること」が一致するときこそ、もっともストレスなく、平和に生きることができます。
進学校に通う受験生がその一例です。
↑おすすめです。安いし読みやすいし。
環境ってほんと大事だよね。