順調に出世街道から外れている。
最早、僕に管理的な仕事が回ってくることはまずないだろう。優秀な後輩には現時点ですでに抜かされているし。飲み会にも殆ど参加していないからお偉いさんには全く覚えられていないし、9割の社員が参加する会社行事も参加していないのだからね。
でもこれでいい。強がりではなく、僕の望んでいた流れである。
一定の給与水準を満たして、責任の少ない仕事でノラリクラリとやっていければ、それでいい。そもそも定年まで働くつもりなど毛頭ない。
僕の会社は上の立場に立ったところで、相当上の立場にならない限り、平社員と比較して大して給料が貰えるわけではない。にも関わらず、上の立場になると責任が重くのしかかってくるのだから割りにあっていないのだ。
今後も、仕事では下から数えて3番目から4番目くらいのバカにはされない程度でやっていければそれでいい。面倒な仕事は優秀な人間がやれば良い。それに優秀な後輩にはどんどん抜かされて良い。僕は本気でバカにはされない程度に適当に力を抜いてやっていればいい。
後輩に抜かされるのは、当初は癪に障ることもあったが、これは時間が解決してくれた。どう考えても会社という狭いコミュニティの中で立場が上となったところで、だからなんだと言うのか、と思う。殆ど給料も変わらないのだからね。
今後も仕事は力を抜いて適当にやり、くだらない付き合いや社内行事などはほぼ断って、プライベートを大切にしていきたい。
今の仕事を頑張ったところで地球環境が良くなるわけでもなんでもない。だからそれでいいと思う。
