アマゾンの新型fire HD8タブレット。2016年版。
使用してから3ヶ月以上経過しましたので、満足点、不満点含めてレビューします!
カバーのレビューと、保護シートのレビューも書いてあります。
結論から先に書いてしまうと、12,980円という激安タブレットの割にそれなりにサクサクと動いて、僕の用途(漫画閲覧、動画閲覧、ゲーム)を考えるとかなり良い買い物だったなぁ、というのが感想です。
パズドラをインストールして2垢目としても利用出来ているのも満足度が高い結果となりました。
もちろん大きな不満点もありましたので、その辺正直に書いていければと思います。
ベンチマークもとったのでご参考に。
fire HD8の外観
封を開けたところです。
付属品は最小限で、本体、電源アダプタ、電源ケーブルのみ。
右側面。
上部にmicro SDカードを入れられます。最大200GBのmicro SDに対応。
このSDカードにはKindleで買った電子書籍やアマゾンプライム動画をダウンロードすることも可能になりました。
なので、たくさんの電子書籍や動画を持ち歩けるのがポイントです。
僕の場合は値段と性能の釣り合いが取れていると思う64GBのmicro SDカードを挿し、主に漫画をたっぷりと入れてあります。
左側面。
ステレオで、音はそんなに悪くないです。
上部。
左から、音量↓ボタン、音量↑ボタン、充電口、一番右側にあるのが電源ボタンです。
背面。
素材はプラスチックでつや消し。指紋はつきにくいです。
高級感はありませんが、値段を考えると全然良いかなと。
個人的には、カバーを付ける方が大半だと思いますので、タブレットの素材なんてなんでもイイ気がします。
重量は341gですが可もなく不可もなし。こんくらいじゃないでしょうか。重いとも軽いとも感じません。さすがに200g程度のkindleと比べると重くは感じますが…。
アマゾンいわく、ipad mini4の2倍の耐久性があると豪語しています。
ちなみにおまけ程度の性能のカメラも付いており、画質は200万画素です。
メインカメラとしては到底使えたものではありませんが、QRコードを読み込んだりするのには使えます。
ここが不満!液晶の映り込みがかなり気になる
液晶の映り込みは酷いレベルです。
わかりやすいように僕の手を映り込ませていますが、鏡かと思うくらい映り込みが激しいので、気になる方は映り込み低減フィルムを購入したほうが良いです。
僕は当初、本体のみを購入していたため、後々追加でフィルムを購入するハメになりました。
もし、液晶写りを気にする方は、本体と共に買っておいたほうが間違いないと思います。
fire HD8のベンチマーク(性能テスト)
fire HD8のベンチマークをとりました。フリーアプリの「Geekbench 3」にて。
先に所感を書くと、動作は想像していたよりかなりサクサクで驚いてます。
Kindleアプリで漫画を読んでいますが、ページ送りはサクサクヌルヌルで、突っかかったりなどはありません。
動画閲覧もかなり快適です。嬉しい誤算…。
ベンチマーク結果の前に、新型fireHD8のスペックは下記の通りです。
fire HD8のスペック
ディスプレイ:8インチHD/IPSディスプレイ/189PPI/反射防止技術採用
サイズ:214 x 128 x 9.2mm
重量:341g
CPU:1.3GHz クアッドコア(ARM MT8163)
RAM:1.5GB RAM
容量:16GBモデルと32GBモデル有り。200 GB までの microSD カード対応
バッテリー:通常使用時、最大12時間。
Wi-Fi :デュアルバンド Wi-Fi、802.11a802.11g、802.11n。
センサー:アクセロメータ、ジャイロスコープ、環境光センサー
カメラ:VGA フロントカメラ、2メガピクセル HDリアカメラ
CPUはARM MT8163のクアッドコア。
メモリは1.34GBと認識されてました。
メモリは去年のモデルと比べると1.5倍の容量になっているようです。
シングルコアの性能は647で、近似値としてはGalaxy S4でしょうか。
2013年のGoogle Nexus7よりは高性能なようです。
マルチコアの数値は1,867でした。
近似値はやはりGalaxy S4です。2013年のNexus7とはほぼおなじくらいですね。
液晶の解像度をHDに抑えて処理にかかる負荷を下げているためか、このくらいのCPUでもサクサク動いてくれてます。マジで快適で嬉しい誤算でした。
まぁ重いゲームは出来るレベルじゃありませんが…。
ちなみに3D Mark Ice Storm Unlimitedのベンチマークは6132でした。
参考値としてipad mini4は約18,000なので、約1/3のスコアですね。
しつこく書いちゃいますがゲームメインでは使えるものじゃないです。2Dや軽い3Dならまぁ。
パズドラは少し重いけど問題なくプレイ可能
fire HD8を買った理由の一つに、パズドラの2垢目としての利用目的がありました。
パズドラはマルチプレイでプレイするとスタミナが半分になったりと、ゲームを有利にプレイ出来るので、2垢目を安価に所持したいという方にも中々おすすめです。
背景やエフェクトを有効にすると動作が重くなりますが、サブ垢的な用途でのプレイなら何の問題もありません。
さすがにメイン垢としてプレイにするには少し物足りない性能なのは否めないかもしれませんが、プレイ自体に支障はない性能を備えています。
使いやすいホーム画面
ベースのOSがAndroidのため、見た目はほぼAndroidそのものです。
Amazonの純正アプリしかインストールされていないため、タブレットにありがちなゴミアプリがインストールされていないところは好印象。
まぁアマゾンの端末ですしね!
ホーム画面は直感で使いやすくなっており、指でシュッと左右に動かすと「Kindle」やら「アマゾンプライム動画」やらに移動できます。
ちなみに「お買い物」画面ではアマゾンのサイトが表示されていて、ワンクリックで買い物もできちゃいます。
ある意味、使いすぎ注意です。
Kindleでの漫画閲覧にはかなり良い端末
僕がこのfire HD8を買った大きな理由として「Kindleでの漫画閲覧を家でも外でも快適に読みたい」というのがあったのですが、結果的にかなり満足しています。
これまで漫画は6インチサイズのキンドルペーパーホワイトで読んでいたのですが、画面が小さいのと動作がモッサリなのと白黒なのが不満で読みづらかったんですよね。
それでfire HD8を買ったわけですが、その不満点が全て解決できたので結構気に入りました。液晶はHD画質ですが、個人的には全然気にならないかな。
漫画の吹き出しの文字はこんな感じ。
漫画の文字であればつぶれることなくハッキリと読めます。
fire HD8はアマゾンの端末ということもあって、当然かもしれませんがKindleアプリとの親和性がめちゃ高いです。
Kindleアプリから直接アマゾンのキンドルストアにアクセスすることが可能で、気になる本を見つけたらクリック数回で購入してダウンロードが可能です。
Kindleをかなり使ってる僕にとっては中々ありがたいです。
fire HD8の解像度は1280×800のHD画質でのため、昨今のスマホの用に1920×1080のフルHDではないため「クッキリ」はしておらず、小説などの細かい文字はぼやけてしまうのが難点と言えば難点ですが、漫画本を読むくらいなら個人的には気になりませんでした。
小説等をメインに読むとかならキンドルペーパーホワイト等を検討したほうがよいかも。
読み放題サービス「kindle unlimited」のリンクもあり、そこへアクセスすると無料で読める本だけが並んでいました。
パソコンで操作するよりも直感的に使えました。
動画閲覧もかなり快適
アマゾンプライム動画での動画閲覧はかなり快適です。
スピーカーもステレオで、音割れも無く、音量もかなり出ます。
huluやNetflix、YOUTUBEももちろん閲覧出来ます。
アマゾンプライムビデオの動画は事前にSDカードへダウンロードすることで、ネットの繋がらない環境でも閲覧可能です。
モバイル回線で動画を閲覧するとすぐに規制されてしまうので、外で頻繁に動画を見る人は自宅の光回線で事前にダウンロードしておくと良いかもしれません。
Silkブラウザがサクサクでネットサーフィンも快適
iphoneのSafari、AndroidのGoogle Chromeと並んで、fireタブレット用のブラウザには「Silkブラウザ」がインストールされています。
タブレットではあまりネットサーフィンは考えてなかったし、あまり期待していなかったのですが、意外にサクサクと動作して驚きました。
感覚的にはGoogle Chromeみたいに動作してくれます。意外と快適。
デフォルトの検索エンジンはなぜかマイクロソフトのBingになっていますので、気になる方はGoogleなりYahooなりに変えたほうが良いと思います。
僕はGoogle大好きなのですぐに変えました。
変更方法は、
設定 → アプリとゲーム → Amazonアプリケーションの設定 → Silkブラウザ →詳細設定 →詳細エンジン
で変えられます。
充電時間は長い
バッテリーを満充電する時間は、純正の電源とケーブルを用いて約6時間かかります。
個人的にはかなり長く感じます…。
純正の電源は5W、1Aという性能なので、別途所持しているAnkerの電源のほうが高性能なこともあって、そちらで充電してみましたが、充電時間は変わりませんでした。(むしろ遅くなる?)
どうもタブレット本体自体が高速な充電に対応していないようです。
一番早い充電方法はアマゾンも言っているように、付属でついてくる純正の電源とケーブルに繋ぐ事なので、僕は純正で充電するようにしています。
ちなみに充電をしながら動画、漫画、パズドラをしていても充電は進みますのでご安心ください。
まとめ
去年のモデルより性能が向上して7,000円も値下げした新モデルですが、買って良かったなーってのが正直なところです。
僕の用途が、布団でゴロゴロしながらや外出先でのKindleでの電子書籍閲覧、アマゾンプライム動画の動画閲覧、パズドラの2垢目としての利用なのですが、十分快適に動作してくれてます。
Kindleでの漫画は買いやすいし、8インチタブレットとしては破格ということもあって満足度はかなり高いです。
値段を考えれば5点満点で4,8点くらいあるかなと。
減点したポイントはやっぱり画面の映り込みが強すぎることです。はっきり言ってかなり酷いです。
アマゾンは「反射防止技術採用!」などと銘打っていますが、どんな判断で反射防止などと書いたのかなと…。
開発者にこの液晶の映り込み具合を見せつけて、どんな技術なのか説明しろ!と問い正したいレベルです。
まぁ映り込みに関しては反射低減フィルムを追加で買って対策したので問題はありませんが。
映り込みが気になる方は買ったほうが絶対良いです。
僕は漫画を読んだり動画を閲覧している時に自分の顔が映り込むと萎えてしまうので買いました…。
あとは電子書籍保存用にmicroSDカードなんてのもあると良いと思います。
動画ダウンロードも可能だし、パソコンで保存した動画も再生可能なので、SDカードに入れておくとたくさんの動画や漫画を持ち歩けます。
ゲームは軽いゲームならプレイ可能です。僕はパズドラの2垢目として利用しています。
3Dゲームも軽いゲームなら可能で、試しにドラクエ8をプレイしてみたところ、動作は軽いとは言えませんが問題なくプレイは可能でした。
まぁ性能はどちらかと言えば低いので、ゲームメインでの利用には適さないのかなと個人的には思います。
ということで新型fire HD8の簡単なレビューでした。
僕のように漫画閲覧、動画鑑賞、パズドラの2垢目利用などの利用が目的でしたら、かなりおすすめできるかなーと思います。
8インチのタブレットとしては12,980円と非常に安価な価格ということと、バッテリーの持ちも12時間とめちゃくちゃいいし、意外とサクサク動作してくれますので。
まぁすでにipadやら他のタブレットを持っているなら追加で買う必要はないとは思います。
アプリに関しても個人的に使う主要なアプリは一通り揃っていますしね。
個人的には買ってよかったと思える品です。
液晶の映り込みがかなり気にはなりましたが、低減フィルムを貼れば誤魔化せるので。
3年くらい使えたらいいなぁ…。
番外編:fire HD8の純正カバーを購入
fire HD8用のアマゾン純正カバーも買いました。
素材はポリウレタンとマイクロファイバーで出来ていて、質感はまぁまぁってところですかね。ちょっと高いけど…。
マグネットがついていて、カバーの開閉だけで自動的にスリープ/スリープ解除してくれるのが気に入ってます。
横と縦置きに対応してくれるのもポイントです。