グランドセイコーのクォーツ時計、SBGX061というモデルを買いました。
高級路線のグランドセイコーですが、SBGX061は最もコストパフォーマンスが高いと思うモデルです。
僕が購入した時の金額は、秋葉原のヨドバシカメラで188,800円でした。
購入してから1年以上経ったので、不満点も含めてレビューします!
オメガかロレックスかグランドセイコーか
今の時代、高級時計を買うなんてのは、時代に取り残された感が否めないかもしれない。
それでも僕は高級時計が欲しかった。そこには「見栄」という感情があって、いいモノ付けてるなーって思われたかった。特に、女性に。
僕も人間ですので、当然そういった厭らしい一面を持ち合わせています。
とはいえ、どんな女性でも知っているオメガやロレックスは、ブランドを主張しすぎていてどうにも露骨で厭らしすぎる…。
僕はそういうのは求めていませんでした。
さり気なく、知る人ぞ知るくらいで、いいモノ付けてるなって思われるくらいが丁度良いかなと。
そんな感じの、あまり厭らしくなくて、オンでもオフでも使えて、かつ40代50代になっても使える物を調べに調べて…最終的に行きついたのは質実剛健でシンプルな作りなグランドセイコーのSBGX061でした。
(SBGX061の実物)
飾り気のないシンプルな感じが最高です。
グランドセイコーのコンセプトは「最高の普通」で、実用時計としての高い精度、使いやすさ、そして耐久を追求した高級時計を目指したんだそうです。
裏面。
シールをぺりぺりっとめくると…
じゃーん!
「…馬とライオンが合体したような、なんかよくわからないマーク」ってのが正直な感想です。
以前所持してたオメガのスピードマスターは究極にかっこいいマークだった気がします。
まぁ裏面なんて見ないからどうでもいいんですけどね。
GSの文字。
GrandSeikoの頭文字ですね。
グランドセイコーSBGX061は飾り気が一切ないシンプルな見た目が特徴と言えば特徴です。
好みは分かれると思いますが、僕はシンプルなものが好きなので、すごくかっちょいいと思います。
SGBX061を選んだ理由
- 精度が年度差僅か10秒程度
- オーバーホール費用が安い(3万円代)
- クォーツなので電池が切れないかぎり時間合わせの必要がない
- グランドセイコーの中で最も安い(定価23万円)
- オンでもオフでも使える
の5つが主な理由です。
とりわけ、オンでもオフでも使えるというオールマイティーさが良いと思いました。
オメガやロレックスのように、ブランドを主張するようなモデルではないので、ビジネスシーンでも厭らしくないし、冠婚葬祭でも使えるし、きれいめな恰好にはピッタリです。
…まぁオメガもロレックスも主張しているわけじゃないと思うけど、個人的にそう感じているだけです。
最近はきれいめな落ち着いた格好しかしないので、あまり派手なものは付けたくなかったんですよね。
SBGX061とSBGA101で悩む
最後の最後まで候補として悩んだのは、スプリングドライブという技術のすべてを注ぎ込んだような機械式の時計SBGA101でした。
外見もオメガにも引けを取らないくらいかっこいいモデルなんですよね・・。
こちらがSBGA101というモデルです。
これとSBGX061にするかで何時間も悩みました。
スプリングドライブのSBGA101は息を呑むほどにかっこいいです。実物はよりかっこいいので、是非観てみることをおすすめします。
滑らかに動く秒針が美しい。
本当すごく悩んだのですが、値段がSBGX061の2倍すること、機械式のため3日使わないと時間をいちいち合わせないといけないところと、維持費用(オーバーホール)が高く付くのが気になって、結局はシンプルなクォーツ時計のSBGX061にしました。
買ってから半年以上経ちますが、SBGX061にして良かったと思ってます。
ただし、小さな不満点もありますので、これは後述します。
シンプルすぎて女性受けはしないと思う
この時計はとてもシンプルで、飾り気のないモデルです。
グランドセイコーを知らない人が見たら、「ただのSEIKOの時計だね」としか確実に思われないと思います。
女性は、ロレックスかオメガくらいしか基本的に知らないので、まず女性受けはしないです。
実際に僕は1年以上この時計を付けていますが、会社に付けていっても誰からも反応はありませんでしたし、いわゆる「大人が行くお店」に言っても反応はありませんでした。
オメガを付けていた時はたま~~~に反応をいただけたですけどね。
でもそれでいいと思います。
自慢をするために買ったわけではないし、知る人ぞ知るくらいのブランド力で良かったわけだし。
持ち物は誰もが知るブランドにこだわるより、値段相応に価値があって、質のいいもので揃えたいと思います。
要は自分が満足すればそれでいいかなと。
ちなみに文字盤の下のほうに小さく「GS(グランドセイコーの略称)」と書いてあったら、グランドセイコーの時計です。
小さな不満点:日付がずれる
基本的に気に入ってますが、少しだけ面倒だなと思うのが「日付合わせ」の必要性があることです。
SBGX061はアナログ時計な為、月を判断して自動的に調整してくれません。
基本的にSBGX061はひと月を「31日」としてカウントしており、29日や30日の月をまたぐ場合、時計の日付が1日ずれてしまうわけです。
具体的には2月、4月、6月、9月、11月が小の月となっていますので、この月は日付調整をしてあげる必要があります。
大体、2ヶ月に1回くらいですね。
個人的にそんなに手間には感じてはいません。
日付調整のやり方は下記の通りです。
グランドセイコーの日付調整のやり方
- 右側にあるリューズを→に1段階だけ引っ張る
- リューズを手前にグルグルッと回す
これだけです。慣れれば1分程度ですね!
そんなに手間ではありませんが、気になる方は気になると思いますので、一応注意です。
これが電波式やデジタル時計の場合は自動で調整してくれるんですけどね。
アナログ時計の仕方のないところだと思います。
オーバーホール料金について
まだオーバーホールに出したことは無いのですが、オーバーホールの料金についてセイコーウォッチさんにメールで問い合わせたところ、概算で、
36,000円【税別,送料別】
とのことでした。大体4万円ほどですね。
セイコーウォッチさん曰く、4-5年に1度のオーバーホールをおすすめしているんだそうです。
僕はお金がないので壊れるまで使うか、10年に1回くらいにしようかと思ってます…。
最後に
安い買い物ではありませんが、1本持っておくとオンでもオフでも使えるグランドセイコーは、本当買ってよかったと思えるものでした。
一生ものとして買ったつもりですので、これから数十年くらい、メンテナンスをしながら使っていこうと思います。
これから50年くらいよろしく頼むぜ!相棒!
SBGX061「あいよー!!」