精神の成長…今思えば僕の自我が確立したのは遅かった

今日は何もしていない休日。

一歩も外に出ていない休日。

人間と一言も会話していない休日。

そんな1日もたまになら悪くはない。

…学生の頃に最大で2週間引き篭もってネットゲームしていたことがあるのだが、あの頃は精神的にかなりヤバイ状態になっていた気がする。

ラグナロクオンラインというネットゲームの世界で、とある街のベンチに座り、

「私は神だ!」

「これは私の遺伝子だ!受け取れ!」

などと言って白い液体の入った瓶を町中に大量にバラ撒いたりとか変なことばかりしていたことがあるんだけど、あれは間違いなく精神がおかしくなっていた影響だと思う…。(※注:ゲームの中での話です)

思えばあの頃は人間全てが嫌いだったんだよな。

専門学校に入るまでは戦争が起きる理由さえ考えたことが無かったんだけど、18歳から19歳くらいの時に何がきっかけかはわからないけど物事を少しだけ考えるようになって、そうして人間への嫌悪感が強くなっていったのをよく覚えてる。

「人間はなんでこんなに自分勝手なんだろう」

「人間に生きる価値なんてないじゃないか」

「僕は何者で、なんで今生きているんだろう」

「僕に生きる価値はあるんだろうか」

「僕だけがこういうことを考えていて、僕はきっと普通とは違うんだろうな」

と言うことばかり思っていた気がする。

相当暗い学生時代を過ごしていたと思う。

楽観的な友人をみては、

「なんでこんなに気楽に生きていられるんだろう。気楽で羨ましいよ。」

なんて、よく思っていたりもしたし。

丁度この頃にガンダムを観始めて衝撃を受けたのも覚えてる。

それまでずっと正義(アムロ)と悪(シャア)が戦っているものとばかり思ってたんだけど、実際は違って、それぞれが正しいと思う事をしているだけであって、戦争って物凄く哀しい事なんだな、と認識したんだった。

まぁ僕は自我の確立が遅かっただけなのかもしれない。

そんな学生時代だったけど、いつの間にか色々な事に割り切る事が出来たと言うか、考えても仕方がないって思って、そういうことは考えなくなったんだったな。

年を取り、32歳くらいからは「孤独」と「愛」が人生のテーマになっている気がする。

みんなそんな感じなんだろうか。

あんまり「寂しい」と口にしている人がいないから、なんだか僕だけが寂しがり屋なのかもしれないなぁなんて思ってしまうよ。