頭の回転が遅くて会話についていけなくなる

僕は人一倍頭の回転が遅い。

理解したり、物事を時間をかけて分析したり、興味のあることに頭を働かすのは苦手ではないが、回転は自覚するほどに遅い。

だから基本的に何をするにも人よりも行動が遅い。

会話のスピードも遅いし、というか作業全般遅いと思う。

回転が遅いのに加えて注意がそれやすい性格も災いしている。

焦りや苛立ちが生じるとストレスへの対処で頭が一杯になり、回転するどころかストップしてしまい、そうして混乱してしまう事が頻繁にある。

さらにはストレスがかかると100%の確率で長時間苦しむ偏頭痛も発症してしまうので、体の構造的にもリアルタイム性を要求される仕事では戦えるような人間ではないのである。

多くの人は気にならないような事に強く反応してしまい、無駄に疲弊してしまうことがよくあるし。

いい意味でも悪い意味でも僕は感受性が強い。

鈍感に見られるけれど実は違うんだよ。

僕は人一倍神経質。気にしない振りをしているだけだ。

20代の頃はみんながみんなそういうのを我慢して仕事をしているんだろうなと思い、誤魔化しながら今までやってきたわけだけど、やっぱりどうも僕は少し特殊なようで、人より弱い性質を持っているんだと30代にはいってやっと理解した。遅すぎたかもしれないけど。

時間をかけることが出来て、自分のペースで誰にも邪魔されない事であればそれなりに戦えるのだが、興味の向かない事であったり、タイムリミットのある物事だと全くダメである。

若い内から自分に嘘をついて強がらずに自分と向き合えていたら良かったのになと思う。

元々の頭の回転が遅いのは脳を鍛える事である程度の改善はできるんだろうけど、ストレスに弱い性質は治せないだろうから、結局のところ僕にはリアルタイム性を要求される仕事は向いていない。

まぁ何度も頭に繰り返しインプットした情報であれば大体なんでもスムーズに対応出来ると言えば出来るんだけど。それは当たり前。僕はイレギュラーに弱いのである。

仕事を続けるにしろ、今後はリアルタイム性を要求される仕事は選ばないようにしなければ。

まったり、ノンビリ、のほほーんとしたオジサン達が集うような仕事でないとだめだな、僕は。