怒涛の一週間が終わった。この一週間は主に仕事漬けだった。残業はそんなにしていなかったが、非常に神経を使った仕事だったので、物凄く疲れた。疲弊感が半端じゃない。
神経を使う仕事だと精神的な疲れが毒のように残るので、帰宅してからも毒が抜けきらずに体を蝕んでいくから辛いところだ。それを一日8時間もするのだから、疲れが溜まるのも無理はない。
新しい事を覚えるのって辛いなぁ…。僕はもう32歳。必死になっても新しい事を覚えていくのが辛い年齢になってきた。興味のないことを必死になって覚えるのが本当辛い。偏差値50以上の平均を超えた大卒の若い新卒と共に物を覚えていくのが辛い。
僕は先輩だから出来て当たり前、新卒より上の成績になるのが当たり前というプレッシャーがこれまた辛い。
…僕には新卒と比べてこれまでの社会人経験というアドバンテージがあるにはあるが、別段物覚えが良いわけではないので、興味のあまりない分野においては平均以上の大学を出た勉強のできる奴らとは張り合えない。
まぁ僕にも良い部分があって、それは
「なんとなく、感覚で、ある程度のレベルまでに達するのが早い」
というところが、客観的に見ても評価出来るとは思う。物事を分析して、それなりに自分なりに工夫して一定レベルのゴールに向かって、周囲を巻き込んで(言葉を悪く言えば利用して)自身を促成栽培させることが出来るのは、僕の強みとも言えるかもしれない。
ただ、僕はそこまでのところしか成長しない、とも分析している。僕の場合、業務に必要な一定のレベルに達すると、それ以上を目指そうとしないし、必要以上の仕事はしない。何故なら出世欲が皆無だし、使えないヤツと思われないレベルなら良いと思っている節があり、後輩に慕われたいとも思っておらず、給料分最低限働けば良いというのが、僕の潜在意識にある。だから伸びない。それは僕の悪いところとも言える。
ある程度のレベルに達するまでは、頭のいいやつと一緒に最初から始めてもそこそこ食らいついてやれるのが強みと言えば強みだが、一定のレベル(つまり1人で業務が回せる程度)に達したあとはそれ以上を求めないのが僕なので、その先はどんどんと差が広がっていく事がわかり切っている。
やっぱり今の僕には転職をするというのが一番合理的で良い選択だと思う。新しい事を覚えると言っても、せめて興味のある分野においてはまた別の結果になれるような気がする。興味があれば自然と知識をつけていきたいと思うわけなので。
…とかなんとか言いつつ、ITに対して実はそんなに興味もなく、というか、働くのさえ、社会人であることさえ、投げ出したいと最近は思うようになってしまっている。
現在、絶賛人生迷走中だ。結婚もどうすれば良いかわからないし、それどころか彼女すらいないし、僕は一体、どうすれば良いんだろう。嗚呼、鬱だ。
兎に角、明日明後日は休みだ。とりあえず休んで英気を養おう。資格試験の為の勉強に当てなければならないんだけど、面倒くさいから参考書など放り投げて、思う存分にゴロゴロしよう。そうしよう。怠惰に生きよう。まるで猫のように。